tips69 新しいデジカメ選び!(記録メディアは大容量時代へ)
   

 せっかく高画素のデジカメを所有していながら、(小さなメモリしか無いということで)サイズを小さくして撮影している諸兄がいると聞く。
 これでは高画素の意味がない。せっかく買ったデジカメが泣いている。
 なるほど、一昔前なら(せいぜい400万画素止まりだったこともあって)128メガバイトでも十分だったが、今では高画素も手伝って256メガバイトでもこころもとない。
 ここは大きくギガバイトクラスへグレードアップしてみてはいかがであろうか。

 新しいデジカメ選び(第2弾)は、「記録メディアは大容量時代へ」と題して、その実態に迫ってみたい。


<はじめに・・・>
 メディアの価格も時代とともに激安となった。
 一昔前なら(せいぜい400万画素止まりだったこともあって)128メガバイトでも十分だったのが、今では高画素も手伝って256メガバイトでもいささか心もとなくなってきているのが実情である。
 1ギガバイトなら、(600万画素で)600枚以上は撮影が可能となり、「バッテリーが先になくなるかも・・・」といういらぬ心配をしなければならないことになるかも 
...へ(__へ)☆\(^^;)

 「不要な画像は消せばよいではないか」といわれるかもしれないが、「ブレブレの画像」ならまだしも、小さな液晶モニタで一つひとつ確認する作業は大変極まりない。万一、誤って良い画像を削除してしまう恐れも無きにしも非ず。
 それよりも、こころおきなく撮影できるだけ撮影し、自宅に帰って十分吟味のうえ削除しても遅くはない。
 そういう意味で大型のメモリ購入を是非ともお勧めしたいのである。


<主な記録メディア>
◆コンパクトフラッシュとマイクロドライブ
 デジタル一眼レフでの主流メディアとして、コンパクトフラッシュカードが上げられる。
 一眼レフデジタルの出たての頃は、さすがに高額なものが多く、二の足を踏まざるを得なかった。そこで代替案として用いられたのが「マイクロドライブ(IBM社が開発した、PCカード型の超小型ハードディスク)」である。
 「マイクロドライブ」は、磁気ディスクであるため同容量ならば半導体メモリの一種である「コンパクトフラッシュ」より大幅に安価(当時、1ギガで2万円強)で、多少の速度を犠牲にしてでも「マイクロドライブ」の大容量の魅力を選択した諸兄も多かったと聞く。(筆者もそのうちの一人であるが・・・)
 ところが・・・である。
 記録メディアもデジカメの進化とともに、「マイクロドライブ」と変わらない価格の「コンパクトフラッシュ」が登場。おまけに各社こぞって高速化を競うという、ユーザーにとっては誠にありがたい時代となった。

コンパクトフラッシュ マイクロドライブ

◆SDカード(スマートメディアの後継製品)

 松下電器産業、SanDisk、東芝の3社が共同開発したフラッシュメモリを記録媒体に使用する小型のメモリ。
 NikonのD80やD50など一部の一眼レフデジカメや普及型のコンパクトデジカメ、(従来のメモリカードに比べて小型であるうえ、著作権保護機能を装備していることから)、携帯型オーディオプレイヤーや、携帯電話や玩具、ナビゲーションシステムなど多くの機器に採用されている。

SDカード

◆メモリースティックDuo

 ソニーが提唱・製造している、フラッシュメモリタイプの記録メディアで、メモリースティックをより小型にした規格。
 サイズは縦20mm×横31mm×厚さ1.6mm、重量約2gで、面積比でメモリースティックの約1/3、重量比で約1/2の小型・軽量化がはかられている。端子の仕様は共通のため、専用のアダプタを接続することで既存のメモリースティックスロットでも使用することができる。

メモリースティックDuo

◆xDピクチャーカード(スマートメディアの後継製品)

 富士写真フイルムとオリンパス光学工業によって開発されたデジカメ専用のメディアで、スマートメディアの後継製品として登場。メディアの特徴は、小型化と大容量化で現存する小型メモリーカードでは最も小さい。

xDピクチャーカード


<メディアは大容量・激安時代へ>
 デジタルカメラの進化以上に変貌を遂げてきたのが記録メディアである。
 初期の頃のスマートメディアは、SDカードやxDピクチャーカードに姿を変えている。メモリースティクも小型軽量化が図られDuoタイプへと進化。なかでも一眼レフデジカメの主流をなす「コンパクトフラッシュ」の“大容量で高速”かつ“激安”という変身振りには、思わず目を疑ったほどである。
 
 巷にはさまざまなデジタルカメラが販売され、採用する記録メディアもさまざまであるが、一様にいえることは「既に記録メディアは、容量・価格とも“メガバイト”から“ギガバイト”へ移った」といえる。
 なお、参考までに、Webサイトでの主な記録メディア別の価格帯(通販価格)をご紹介するが、ご覧いただくだけで「大容量・激安」を実感していただけるのではなかろうか。

 ※価格は常に変動しているので、購入の際には「Webサイト」などで最新情報のチェックしていただきたい。

コンパクトフラッシュ
8GB (120倍速) 25,000円前後
4GB (120倍速) 13,000円前後
2GB (120倍速) 7,000円前後
1GB (800倍速) 4,000円前後
マイクロドライブ
6GB (日立IBM) 17,000円前後
4GB (日立IBM) 14,000円前後
2GB - -
1GB - -
SDカード
8GB (SDHCカード・class2) 38,000円前後
4GB (SDHCカード・class6) 18,000円前後
2GB (150倍速SDHCカード) 6,000円前後
1GB (150倍速SDHCカード) 4,000円前後
メモリスティクDuo
4GB (SonyGST) 15,000円前後
2GB (SonyGST) 8,000円前後
1GB (SonyGST) 5,000円前後
xDピクチャーカード
     
2GB FujiTYPE-M 9,000円前後
1GB FujiTYPE-M 5,000円前後


<参考までに・・・>
 筆者が使い分けている記録メディアについてご紹介しておきたい。
 一眼レフデジタルについては、その大半が「RAW+JPEG」での撮影であるため、4GBのコンパクトフラッシュ(150倍速)を利用していている。8MBの選択肢もなくはないが、常に2台携行していることや万が一のクラッシュ(これまで経験はないが)やデータの読み出し時間等を考えての選択とした。
 ちなみに、RAW+JEPG 1枚あたりの画像サイズは(3008×2000の最大で)約11.5MB。4MBで約320枚。35ミリフィルムに換算すれば約9本分の撮影が可能になること。(交換レンズ駆使とCCDへの塵侵入を考慮して)常に2台での撮影スタイルであるため、4GB、2枚の体制となっている。これまでの1回あたりの最大撮影枚数が約600枚程ということを考え合わせれば十分だと考えている。
 なお、万が一のバックアップとして、マイクロドライブ4GB、1GB各1枚を携行しているところである。

 一方、コンパクトデジカメ(600万画素のDSC-T9)については、2GBのメモリースティクDuoを利用しているが、2,816× 2,112(ファイン)の最大画像で680枚。スタンダードなら1200枚以上の撮影が可能となり、十分すぎるほどであるが、静止画撮影だけでなく動画の撮影、パソコンデータのバックアップ用となども考慮するならば、これくらいの容量は必要となってくるのである。
 しかし、それよりも心配なのはバッテリー。
...へ(__へ)☆\(^^;)
 必要に応じてスペアは携行したいものである。
 
【RAWデータとは・・・】
 デジカメ内部で何の処理もしてない画像データ、つまりCCDなどの撮像素子から得られた電気信号をそのまま単純にデジタル化(圧縮なし)したもの。これに対して「JPEG」の場合は、デジカメ内部でホワイトバランスや彩度などのパラメーターを加味(露出やコントラスト、シャープネスなどの補正の意味)して画像データを作成し、さらに圧縮処理して保存している。
 なお、「RAW」データは、画像処理されていないのでハードディスクに保存しただけでは表示できない。そこでデジカメに付属している「RAW」データ処理ソフトなど「TIFF」形式(圧縮なし)のなどの一般的な画像形式に変換することになる。
 なお、変換作業(属にこの処理の過程を現像と読んでいる)は、ホワイトバランスなどのパラメーター(昼光や曇天、蛍光灯など)をユーザーが任意に設定することにより、自分好みの画像データを作り出すことができる。しかも、「JPEG」のデータをフォトレタッチソフトなどで修整するのと違い、画像データ自体が劣化することもなく、ハイレベルな画像を手に入れることが出来る。


<おわりに>
 新しいデジカメ選び(第2弾)としてお届けしてきたが、記録メディアの大容量時代を実感していただけたのではなかろうか。
 もちろん用途を考え財布と相談しながらの選択となろうが、ここは高画素の魅力をいかんなく発揮させるためにもギガバイトクラスへの移行をお薦めする。

 記録メディアの大容量と激安の現実に、デジタル技術の底力を垣間見たような気がする・・・。