tips12 ホワイトバランスと色温度 
  

  美しい夕焼けや、夜景を見て「この光景を写真に残したい」と思ったことはありませんか。一般的に、夕焼けや夜景の撮影は難しいと思われがちですが、コツさえ押さえておけば、手軽に美しい写真が撮れるのです。

<光にも色温度?>
 一般的に銀塩カメラ使用するフィルムは、デイライトタイプ(昼光用)とよばれています。このフィルムで、朝や夕方に撮影すると赤みを帯びた色に再現されるのは皆さんもご存知かと思います。
 色温度とは、光の色を数値で表した便利なモノサシのこと(単位:K・ケルビン)で、光源自体の温度ではなく、光の色を人間の目に見える感覚に置き換えて表した数値のことなのです。
 一般的に昼間の太陽光は5500K、朝夕は昼間の太陽に比べて色温度が低く3000Kなどといわれ、色温度が高いと青白く見え、低いと赤っぽく見えます。

<ホワイトバランスの設定>
  ビデオカメラでお馴染の「ホワイトバランス」ですが、デジカメでも「オート・昼光・曇り・蛍光灯」などのモードが搭載され、光源の違いによって色合い(色温度)を調整できるように設定されています。
 つまり、銀塩カメラのようにフィルターなどで色温度を変換しなくても、光源の状況に応じてホワイトバランスを切り替えれば、自然な色合いに表現されるという便利なものなのです。
 (自分のデジカメは、どのようなモードが用意されているのか事前に、取扱い説明書等で確認しておいて下さい。)

<カメラ任せの功罪>
 元来「ホワイトバランス」というのは、あらゆる光源下で白いものを白く写すための機能で、一見万能のように思われますが、通常は「自動」に設定されているために「撮影した場所の光の色をデジカメが勝手に判断し、電気的にフィルターを掛けてしまう」という思わぬ落とし穴があります。 (最近のオートは随分良くはなりましたが・・・)
 夕焼け空を撮ったのに、赤い空を白く写そうとカメラが調節してしまい「がっかり・・・」といったにがい経験をお持ちではないでしょうか?

<そこで・・・>
  本来は、撮影前に撮影状況に応じて調整する「ホワイトバランス」ですが、デジカメでは銀塩カメラのように結果オーライ?(仕上がりを見るまで結果は分からない)ではなく、撮影する前に仕上がのイメージが液晶モニタで確認出来ますので、撮影する際には光源の状況に応じてホワイトバランスを切り替えてみてください。きっと素敵な写真が撮れると思いますよ。

 「でも・・・。いちいち設定を替えるのはめんどうくさ〜い!」
 といわれる諸兄には・・・。
 通常はオートに設定しておき、必要に応じて変更する。あるいは、銀塩写真と同じ条件(晴天用)に設定しておくのもひとつの方法でしょう。ちなみに私は、取材用にはオート。作品作りには晴天用にしています。(^^;

<美しい夕景を撮りたい時は・・・>
 ホワイトバランスを晴天用(太陽光)設定して撮影します。
 「成功を祈る!」